期待の新人とは?        玉置大地『通学路で差をつけろ!』 - 豚か狼か

期待の新人とは?        玉置大地『通学路で差をつけろ!』

週刊少年チャンピオン
05 /15 2017


 マンガブログというのは『生意気にも値踏みしやがる側』ではある。自分は描きもしないで好き勝手言っているのです。卑しいコトをやっているのです。


 そして、タチの悪いコトに『その選球眼』こそがマンガブログの実力であると思います。青田買いの成功数だ。なので新人マンガ家さんは当ブログの餌食になるのだ。全く持って誉められません。


 

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 そんな当ブログに目をつけられてしまったのが 玉置大地先生だ。


 前作は新人受賞の『まちからチョコがきえたひ』で記事にもしましたが、このマンガは本当に俺好みであった。そう俺好みという根拠の無い部分です。


 この『通学路』も作品としては実にシンプルでスタンダードなオチであり、おそらく大部分の方にとっては『地味』と映るだろう。才能ある新人マンガ家となれば『バクマン』に出てくる新妻エイジみてぇなイメージだと思うんスよ。


 誰もが知らないストーリーで!!

 超絶に絵が巧くて!!

 全く新しい胸躍る作品!!


 …というヤツ。


 そうかなあ?それは確かに素晴らしいコトだけど、同時に良い仕事している新人さんだって、誰かが見てないとマンガが滅ぶんじゃないかな?


 なんて思うのです。マンガの描き手によって良さはそれぞれ違う。自分が良いと思った部分を書くコトが大事で、自分はコレまでしかできない…という思い込みもあるんでしょう。



 さて、玉置先生ですが、まず抜群に画力が向上している。見やすくなっている。そして、今回は『僅か12ページ』という中でスムーズに話を展開させているのは興味深い。もともとデビュー作も適度なページ数というのがありましたが、この作者は本当に『見てもらう』という意識が強いんですよ。変なうっとおしい思想とか入れずに一点集中してマンガらしい娯楽に。『くだらねーあー面白かった』という読後感にね。


 何かにつけて『感動した!!』『泣ける!!』『鬼才!!』という過度なキャッチコピーがマンガに付きますが、俺としてはこういう仕事をしている新人にこそ評価を得て欲しいと感じてます。


 マンガは読者に読んでもらうためにある、って気持ちの強い方にね。



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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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