線引き           古川一・白土悠介『虚ろう君と』  - 豚か狼か

線引き           古川一・白土悠介『虚ろう君と』 

週刊少年チャンピオン
05 /27 2017


 フィクションの『線引き』って『受け手を納得させる』というのが重要なんかな~と。


 一時期『空想科学読本』なる本があって、特撮やマンガ・ロボットアニメに対して『科学考証してみておかしいと突っ込む内容』なんですが、個人的にはつまらないことしているなぁとか思っちゃいますね。


 物語って、そういうものじゃないんですよね。嘘の世界にも本当とか線引きがあって、そこら辺が破綻してなきゃいいんです。


 例) 敵の猛攻が激しくて手からビームがもう出ない!!ピンチ!!

 ①なんとか時間稼ぎをして、回復して大きい一発をヒットさせる→アリ

 ②冷静に状況を分析して、か細い一発を弱点にヒットさせ勝つ→アリ 個人的にはこういうのが好き。
 
 ③前触れ無く仲間が助けに来てくれて逆転→アリだが、盛り上がらない

 ④なんの根拠も前振りもなく覚醒して勝利する→ナシ なんだこりゃ


 …みたいな。マンガに対して納得は大事だ。



 2017360.jpg


 で、『虚ろう君と』というマンガだと②の方向性だと思うんですが、今週はちょっと『?』となるシーンがある。熱心に読まれている方も同じく感じたんじゃないでしょうか?



 『画像でみたさなかはオッケーなのに、カメラ起動中の虚人はダメなのはなぜ?』



 …というクエスチョンだ。これは『そういうものだ』と通過させちゃったらマズイ。この作品がガラガラと音を立てて崩壊する。これを許してしまうと『後出しジャンケンでいくらでも改ざんできる』というコトになるんですよね。これ『やっちまった』というヤツなんじゃないでしょうか?


 ちょっと原作の方がテンポ悪い状況ですが、反面、白土先生の作画がこなれてきて、どんどん良くなってきている。今回だと仲間割れのフリをしている比嘉くんの表情がとても良い。

 


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宇都宮 勇

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