引き立たせるリアル            板垣巴留『ビースターズ』 - 豚か狼か

引き立たせるリアル            板垣巴留『ビースターズ』

週刊少年チャンピオン
06 /06 2017



 世の中には『オタク嫌い』という人間も多数いる。特に自分より上の世代は『そういうのが好きなのは恥ずかしい』と切腹モノだったりする。


 例えば、メッチャカワイイヒロインに傾倒すれば『そんなの現実には居ないよ』と言うだろう。その通りだ。ただ、これは好きなモノと嫌いなモノの決定的な差であったりする。世の中には物語を確実に楽しめない習性の人が居るというコト。良い悪いの問題じゃなく、平行線だからお互い尊重しよう、という話で。



 『実はフィクションのドラマはかなり現実に寄らないと面白く無い』というのを理解してないからにはどうにもならない。




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 今週の『ビースターズ』はその見本とも言える展開になっている。リアルを説得力あるカタチで描いて、フィクションの面白さを浮き彫りにする…というコト。



 リアル、という点においては市長とルイだ。市長は『見捨てろ』という体であるが、彼は悪人では無い。自分の欲に忠実であるが、立派な人物であるし、リーダーシップという意味では申し分無い。


 そんな人物を目指しているのがルイであるが、まだ彼は若い。『そんなのになっていいのか?』という迷いがある。ここら辺がリアルだ。生きるということは悲しい選択肢をとらなきゃいけないコトだらけだ。



 それを踏まえた上で



 それを踏まえた上でのレゴシだ。彼の思考・行動はフィクションである。そう現実的に『万人に一人が取れるだろうか?』というようなコトであり、いかにも物語だ。物語を拒絶する人は『そんなの現実には居ない』と思うだろう。それは仕方の無いコトであり、平行線だ。



 ただ、物語というのはリアルと無関係ではない。そういうのの規制に対して『物語は現実では無い。影響しない』なんていう人もいるが、情け無いコト言ってんじゃねーぞって思いますね。影響あるに決まってんだろ。物語はリアルがあるから成立するんだよ、って。だけど、あんまり人をバカにして見くびってんじゃねーぞ、ってコトなんです。人には物語を楽しむ理性があるんだよ。





 
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宇都宮 勇

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