マトモでいてくれ        古川一・白土悠介『虚ろう君と』 - 豚か狼か

マトモでいてくれ        古川一・白土悠介『虚ろう君と』

週刊少年チャンピオン
06 /24 2017

 『この世界の片隅に』でかつての旧知の軍人が主人公すず(亭主持ち)の家に泊まりにくる。人によって感想は様々だと思いますが、自分がこの映画で一番印象に残っているシーンはココですね。


 『すず、お前だけはマトモでいてくれ』


 …って、願う言葉がとても印象に残ってます。かつて、すずのコトが好きだった彼の気持ちが一番響きましたね~。『マトモでいてくれ』っていう願いが。



 そして、思う。



 マトモを継続するのはとても難しい、と。




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 ひょっとしたら打ち切りを心配していた『虚ろう君と』ですが、次回はセンターカラー&二本立てというチャンピオンプッシュがはじまりましたぜ!!ここは倍プッシュだ!!



 『虚ろう君と』における主人公・知理はとてもマトモな人間である。


 虚人が視えるというコト、さなかという虚人と通じているというコトは非日常であるが、むしろ常人のそれよりマトモであるのだ。



 今回、徹が襲われた理由が判明します、作中でも描かれたように『それは自業自得』なんです。普通の人にとって。俺が知理だったら『ざまぁ』と思うよ。


 ところが知理はそれに対して『やりきれない気持ち』に至ってしまう。彼はマトモ過ぎるんですよね。これから戦いが過激化するにあたって、これは危ない兆候ではあります。狂気の中にあって、マトモ過ぎるヤツは本当に危ない。狂気に対しては簡単に自我を失い流されるのが普通であるんです。マトモ=普通という図式じゃないんですよね。



 まあ、とりあえず、チャンピオンがプッシュしてくれてホッとした自分が居ます。こういうマンガは好きなんだけど、大多数の読者的にどうなんだろ…というのがあったので。


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宇都宮 勇

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