楽勝な相手              掛丸翔『少年ラケット』 - 豚か狼か

楽勝な相手              掛丸翔『少年ラケット』

週刊少年チャンピオン
07 /02 2017


 最近はご無沙汰ですが、合法的バトルの経験と言えば自分にはラジコンがある。


 それまでスポーツ競技というのが無かったのですが、経験者が『こういう経験しないとダメだ』と言っている意味は分かる。ここら辺はやはりテレビゲームやカードバトルみたいなのと違うと思うんですよね(人それぞれだとは思うけど)。


 そこで『何を感じて得るか?』というのはあるんですが、そこで『悪い感じに歪む』という危険も知った方がいい。特に『中途半端な時期』というのはヤバい。これはラジコンに限らず全てのカテゴリーにおいて。



 まだ未熟な頃というのは『うまくいかなくて当然だし、やっているだけで楽しい』というのがあるし、上達の高みに立てば『その世界の奥深さを知る』というのがあって、さらに謙虚さが出てくればそのカテゴリーへのカリスマになれると思います。で、中途半端な時期というのは『上には勝てない。だけど、下は楽勝』というのがあって承認欲求に負けてイビツになったりするんですよね。ラジコンでもわざわざショップが初心者向けイベントやっているのに、荒すのは『そういう中途半端』なんです。言い分としては『レギュレーション(ルール)を守っているからいいだろ?』なんだろうけど、俺は単純に格好悪(ダサ)いなあとしか。ルール守れば何しても構わないという考え方の人とは関わりたくないなあ。



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 今週の『少年ラケット』のドラマはココだ。


 掛丸先生の師匠は古谷野先生にあたりますが、前作『エンジェルボイス』の密かな楽しみとして『指導者のドラマ』というのがあった。主人公チーム・ライバルチームの監督の素晴らしさもありますが、ヤル気がなくなって落ちぶれたチームが再生していくドラマも良かった。その時は素人で無理矢理監督押し付けられた人が試合を通じて、監督らしくなっていくのがグゥでしたね~。



 そんな師匠からキッチリ吸収したのが『少年ラケット』の楽しみでもある。部活モノというのは案外監督が出なかったりする。展開上削いだ時が良い場合もある(弱虫ペダルなんかはお飾りだし)。が、やはりここは指導者の魅力も描いてくれるのも嬉しいです。



 今回は『中途半端な時期』から『変な方向に逸れそうなタイミング』を察知しての指導というのが良い。以前、自分は『有馬の時のドラマ』でも痛感しましたが、そのカテゴリーをやっていたからっと言って一生続けるわけじゃないんです。だけど人の一生は文字通り一生続いていく訳で、指導者というのは『そういう部分も考慮しないとダメ』と思っているんですよね。



 『ルールを守れば何をしても構わない』とか『勝てばいい』とか……そのカテゴリーを学ぶのに『それだけでいいのかな?』と
思うんですよね。最終的にトップは一人に絞られますが、貧しくなっちゃもったいない。


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宇都宮 勇

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