マンガ家になれますか?        石黒正数『木曜日のフルット』 - 豚か狼か

マンガ家になれますか?        石黒正数『木曜日のフルット』

週刊少年チャンピオン
07 /07 2017


 ネット散策しているとたまに見かけるのが『この程度描けるけどマンガ家になれるかな?』というのがあって、それに対する反応を見て感じるのが



 いや、そもそも、そうじやねぇだろ。



 …と自分は感じます。『普通の人は描けない小奇麗で緻密な絵を描ける』=『マンガ家になれる』という圧倒的勘違いだ。アレだ、これを読まれている方も一度か二度は聞いたかもしれないが『絵を描いてくれる人がいたらマンガ原作して面白いのができる!!』とか言っちゃう人なんかも居る。『恐ろしい』というコトを知らないというのは恐ろしいコトだな……。


 その考えから次のステップに行かないからにはマンガ家にはなれません。



 2017467.jpg



 マンガは誰にでも描ける



 …というのは他ならぬ『木曜日のフルット』で出たセリフですが、同時に『マンガ家になれる』とイコールではないという意味でもある。



 マンガというのは分数の足し算すらできないようなバカも相手にしなきゃならない低俗な大衆娯楽です。この画画像は今週の一発目のコマですが、石黒先生らしく、シンプルな絵である。もちろん技術というのはあるのですが、これを模写するコト自体は難しくないだろう。で、これで石黒先生と同じマンガ力が手に入ったと思うならば圧倒的勘違いでしかない。



 まずマンガの絵というのは『伝える』というのが最優先される。このシンプルな絵柄は『特化している』というコト。また、キャラクターデザインの秀逸さ。一目見て分かる…というのがマンガなのだ。


 どうしようも無いバカに対して向けられているからマンガは良い。石黒先生のマンガの良さはそういう分かりやすさ・伝わりやすさにありますね。



 
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宇都宮 勇

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