キャラクターは生きている         原悠衣『きんいろモザイク』 - 豚か狼か

キャラクターは生きている         原悠衣『きんいろモザイク』

原悠衣『きんいろモザイク』とかイロイロ
08 /11 2017


 よく『読者の目は厳しい』なんて言われますが、特に厳しい部分ってストーリー展開とかより『キャラクター』に対してなんじゃないでしょうか?


 このキャラクターはこんなコトしないよなぁ……



 と思われた途端に作品が嘘くさく感じられる。それまで楽しく読んでいたものに対して『やっぱりフィクションか…』と一体感が剥離してしまったり。そういう部分って本当に厳しいな…と感じられます。


 だからと言って、予定調和の中のキャラは面白く無い。面白さは『意外性』の中に在る。『いや、ひょっとしたら、コイツならするかも…』というサジ加減の絶妙さがマンガ家さんの腕でしょう。




 20170888.jpg



 さて、今回の『きんいろモザイク』はカレンと陽子が見た夢をアヤヤが聞いてますが…?というものでアヤヤ爆発回でした。


 『きんいろモザイク』という作品に於いて、アクティブに動かしているのはカレンでしょう。『サザエさん』というタイトルなのに主導権持っているのはカツオみたいな感覚で。だけど、アリスと忍がメインというバランスです。そして、意外性が最も少ないのは陽子に感じられます。もちろんこれは良い意味で。そして、作品を影で支配しているのは……アヤヤかな。『きんいろモザイク』はここら辺のバランスが絶妙だ。


 …と言っても、アヤヤは最初からこうだった訳でもなく、連載が進むに従って変化した感じ。これはマンガの予測できない面白さだろう。


 20170889.jpg


 夢の話だというのに…


 20170890.jpg


 なんか…


 20170891.jpg


 リアルでもこんなトンチキやりそうなキャラがアヤヤ!!一番マトモそうなヤツが実は一番狂っているというキャラはおいしいなあ……。


 これが連載初期であったら『???』と読者大混乱でしたが、いつの間にやら『これでこそアヤヤ』になっているんですよね。つくづくキャラクターは生き物だな~と感じます。





スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

メールはコチラまで
BQE01233(あっとまーく)nifty.ne.jp