構成力          浦田カズヒロ『JINBA』 - 豚か狼か
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構成力          浦田カズヒロ『JINBA』

週刊少年チャンピオン
08 /27 2017


 マンガというのは『個人の好き嫌い』というのがあって当然だし、またそういう自由さがマンガの良いトコロですが、『好き嫌いは別に明らかに優れている』という部分もある。


 ネームとか構成力とかね。これが秀でている作品は『好き嫌い』だけで判断するのはもったいないなあ。



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 『JINBA』はこの構成力がズ抜けている。この作品の好き嫌いは別として、これはマンガブログとしては注目せねばなるまい(まあ、メッチャ好みの作品ですけど)。


 クルルとのバトルが避けられない…というトコロで終わったのが先週ですが、今週の冒頭では『負けたら馬肉(死ぬ)』という情報提示の構成で俄然作品に緊張感が出ている。さらにはジンバにとってクルルは『勝てる相手』という情報も今回流している。ここで『競馬の厳しさ』と『その競馬で勝たなくてはならないジンバの精神的な戦いになる』というのを説明させずに読者に伝えているのが巧さです。


 説明セリフを入れるとテンポが悪くなったり、緊張感がそげたりで、これを伝えるのにマンガ家さんは必死になる訳ですが、『JINBA』のスムーズさはすごい。チャンピオン誌の作品はジャンプに比べてスピードの遅さが致命的だと感じてますが、これは頼もしい作品が登場したなあ…。これ、暴言ですけど『説明過多』とか『懇切丁寧』とか『テンポ悪い』というのは例え売れた作品だとしても全面的に肯定できない。読者IQが下がる。マンガ家も読者もレベルアップしないと(もちろん俺も)、ジャンプに勝利できないからなあ。


 読者を成長させるマンガも重要です。


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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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