ナレーションテクニック              佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』 - 豚か狼か

ナレーションテクニック              佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』

週刊少年チャンピオン
09 /09 2017



 自分の『嫌いなモノ』とか『面倒くさいモノ』とかネガティブに感じられるコトを把握するのって、マンガ描かれる方には必須だと感じる。だって『自身のそういうモノ』を『マンガに盛り込んで受けるか?』というのはあるから。そのマンガ、アナタが読者であったら買う?という視点だ。


 俺はよく(特に新人マンガ)『ページが多い』とか『説明過ぎる』とか書くのはそういう考え方がある。


 Q.  だけど、そういうシーンを長く入れざる得ない時は?

 A.  バカ正直に入れない。工夫もしくは既存の作品を参考にしてください。



 2017959.jpg



 今週の『鮫島』はそういうアンサーが描かれている。


 取組が始まるにあたって、状況説明が入る訳ですが(実際、バチバチ以来の二度目なので新規読者も多い)、ここでバカ正直に入れずに『その取組を固唾を呑んで見守っている面々』を描くコトによって、作品のリズムを殺さず、むしろリズミカルに取組の導入にしている。


 人間って、嫌いなモノは嫌いなんです。まして、マンガというのは『嫌いなモノは読まない』という自由さがウリなのです。それを読んでもらうには……まあ、マンガのテクニックというのは本当に興味が尽きない。



 
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宇都宮 勇

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