憎まれ口          小沢としお『Gメン』 - 豚か狼か

憎まれ口          小沢としお『Gメン』

週刊少年チャンピオン
09 /17 2017


 『ツンデレ』という萌えワードは今やすっかり死語であるが、道具として使い過ぎた感はあるかも。


 ツンデレ…というのは『本心とは逆のコトを言っているのがしんぼうたまらん』というコトで、それは受け手の感受性も必要であり、フィクションを楽しむためには欠かせない資質だ。


 最近、ネットとかSNS上で『字面通りに受け止めちゃう』という人がガチで増えたような気がします。例えば『殺す』というのは物騒ではありますが、前後の文面を見れば明らかにジョークなのに、それをジョークとして受け止められないという人。これは昔から一定数は居るので諦めるしか無いのですが、なんか最近は比率が上がったような気がする……。気のせいであってほしいよ。



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 字面通りに受け止めちゃう人だと、今回の『Gメン』の彼等のドラマは感じづらい。まず『ヒロキと同じような境遇』という前フリから連想できなかったりする。彼等の立場からしたら『良かったな!!幸せになれよ!!』なんて言っちゃいけないんです。これまでの自分たちが否定されるから。だけど、彼等の求めるものはコレであって、それを『見せたくない』というのがあるんですよね。


 また、小沢としお先生の作品の悪役って『そうなってしまった悪役』と『救いようの無い悪役』というのが明確であり、ここら辺を嗅ぎ分けられないと楽しむのは難しい。


 先にも書いたように『フィクションを理解(或いは許容)できないのは一定数居る』のですが、ここら辺は場数と訓練でかなり改善できるのではないでしょうか?フィクションは考え方を豊かにする。人というのは理解できないコトには排他的になるんです(ここら辺は学校の成績云々ではないような)。理解を広げるというのは大事な営みですね。


 まあ、俺の場合はマンガとかのオタク方面ばかりで誉められたもんじゃないけど。



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宇都宮 勇

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