その賢さ           福地カミオ『神猫じゃらし!』 - 豚か狼か

その賢さ           福地カミオ『神猫じゃらし!』

週刊少年チャンピオン
09 /22 2017


 ちょっと前のネット炎上案件で『編集者が語るマンガ家志望のガキを振るいにかける方法』みたいなのがありましたが、自分としては『こういう場(ツイッター)で言うのは問題だけど、言わんとしていることは分かるなあ』というのがありました。確かに『希望に燃えた若者の気持ちをへし折る』のはいかがなものかと思いますが、①商業として食う②タイムリミットだってある③カラダは一つ……というのがあって、良い悪いの議論以前に『振るいにかける』というのは必要になってくる。より良い作品を生み出すために。


 そして、おそらくどこの世界も一緒だと思うのですが、マンガというのは今でも『憧れ職業』みたいなトコロがあって、信じられないことに『簡単に稼げる』とか『先生様気取りでチヤホヤされる』というナメくさっているヤツは多いと思うんですよね。


 賢いマンガ家志望というはレアケースですよね。



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 今回で最終回を迎えた 福地カミオ先生の『猫神じゃらし!』ですが、『やっぱり賢い方だなぁ』と。だって、高校卒業してのマンガ家スタートと考えたら、まだハタチ前後なのに、こんなに賢いマンガ描けるとかビックリですよ!!この頃の俺は『ファイナルファイト』のワンコインクリアが目下の目標という感じの激烈バカだったぞ!!



 そう、この最終回は『手堅い』のである。


 いや、作品そのものが『手堅い』のである。コト、マンガにおいては『手堅い』というのは『面白味の無いヤツ』と捉われるかもしれないが、ンなコトない。その真面目さはマンガにシッカリ反映されている。先ほどの『マンガ家志望』みたいなケースでは、こういう真面目さができない。ボクシングは攻撃ばかり覚えたがり防御をないがしろにする人は大成しないなんて言うけど(うろ覚え)、マンガもそうです。少なくとも俺はそう思ってます。


 一見地味に思えるような要素をこのマンガはどんどん吸収してたように感じます。連載を通じて福地先生のマンガは少しずつかなり良くなっていった。分かりやすい部分で言うと『絵』ですね。ガラッと変化ししてないけど、かなり巧くなってます。



 そして、作品は『読者を楽しませる』という一点にとても集中してましたね。ホント、福地先生はマンガ描くのがメッチャ好きなんだろう。次回作も楽しみです!!








 
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宇都宮 勇

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