話を聞く…という教養深さ           伊科田海『GREAT OLD』             - 豚か狼か

話を聞く…という教養深さ           伊科田海『GREAT OLD』            

週刊少年チャンピオン
10 /02 2017

 昔は『朝まで討論会』なる番組があった(今でもあるのか?)。


 が、あれは『とてもくだらない番組だな』と感じた。出ている方は所謂エリートとか著名人・知識人なのであるが『この程度か』と嫌悪感が在った。これなら『〇〇の店のオヤジの話の方がはるかに内容がある』と感じた。


 『学校の成績が良かった人がアタマが良いとは限らない。いや、むしろ点数とる以外は何もできない』


 ……という愚痴は誰しも一度は耳にしたコトがあるだろう。その手の言葉は当然『そういうヤツ』から出る訳もなく、アタマの悪い妬みというコトもあり、自分はとても受け入れたくない。が、そういうコトでなく、最近は本当にアタマが悪いんじやないのか?と感じるようになった。


 『討論会』の何がイヤって、人の話を聞かないで否定するコトに必死になっているミミッチさと、自分を誇示することしかアタマに無い貧しさなのだ。


 教養の深い人間は『まず話を聞く。この聞く、というのがとても大事なのだ』と感じるようになった。





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 さて、連載二回目の『GREAT OLD』ですが、学長との面談である。


 ここで学長というキャラを考えるに

 ①この作品世界で最も思慮深く教養のある人物である

 ②この世界で見本となる大人の姿である

 ③主人公・シャールが危機になった時に精神的に強い味方である


 …等々のイメージを今回固めなくてはならない。今回中に、だ。間違っても『後からでいいや』なんていったら失敗する。


 で、これを『討論会のような人物』であったら……まあ、俺は『なんだよ、コイツ』と嫌悪する。マウント取るのに必死なヤツに作品を任せられるか。が、だからと言って説教臭いコトをベラベラ喋って一話潰すのもつまらないし、うすっぺらい。


 そして、この学長のやったコトは『人の話を聞き、感じる』というキャラを立ててきた。これが学長の『作品においてその大役を任せられるか?』というものに対するアンサーとして見事なものでしょう。


 また、リゼルという少年にも『キチンと一人の人間として対応している』というのも学長の人柄を感じますね。人って『誰かが見てないとダメになる』というのがあって、そういうのを理解している人物なんでしょう。




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宇都宮 勇

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