一見雑に大らか                原悠衣『きんいろモザイク』 - 豚か狼か

一見雑に大らか                原悠衣『きんいろモザイク』

原悠衣『きんいろモザイク』とかイロイロ
10 /03 2017



 マンガのキャラクターとは『個性』の意味……というのはマンガ入門書には確実に描かれているコトですが、その個性の組み合わせで読者を魅了する。


 きらら系なんてみんな一緒!!カワイイキャラがキャッキャウフフしてりゃいい……なんて考える方もいるかもですが、それは表面的な見方をすれば間違った意見でも無い。あらすじを短くまとめてみれば『大して面白そうじゃない』というのはイメージできるだろう。


 らあすじでは面白そうじやないのに、マンガで読むと面白いとは如何に?これがよく言われる『マンガはキャラクター!!』だ。キャラクターが面白くするのだ。


 そして、きらら系の『コッソリ含ませているフォーマット』というのが在る。きらら系はキャラの魅力をガンガン掘り下げいろんな側面を見せて楽しませるのですが、『全く変わらない。完成されているキャラ』というのを配置させると面白い相乗効果が発生する。


 『きんいろモザイク』という作品に於いてはそれは陽子だ。



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 今回の『きんいろモザイク』は久世橋先生と陽子の組み合わせだ。


 ご存知のように久世橋先生は登場当時は『キリッとして厳しいが、実はカワイイものが大好きだったり生徒と距離を縮めたいと思っている』というキャラでしたが、連載が進むに従って


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 チョロインにクラスチェンジしました。だが、何より作品が面白くなっているので無問題だ。よく『キャラがブレる』なんていいますが、キチンと過程を経て『変化した』という意味です。まだまだ久世橋先生には伸びしろが感じられる。



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 一方、陽子は長期連載にも関わらず、初期の頃から完成されている感はある。が、もちろんこの作品にとっては欠かせないキャラクターだ。このテのキャラは『カラッと明るく、アクティブで結構バカっぽい』というのがきらら系のフォーマットだと思いますが、これを確立させて陽子は『何気に偉大なキャラ』と自分は思ってます。そして『作中最も大人で、イロイロ分かっている』というのが重要だ。ホントは賢い…というコト。



 これはきらら系に限らずあらゆる作品に使えるテクニックだと思います。



 それにしても、アヤヤだよな~。連載開始時には『最もおしとやかで利発そうなコ』だったのに、どうしてこんな情緒不安定なコになったのだろう?いや、それがマンガでありキャラクターであり、読者である俺はゲラゲラ笑いながら読んでいるからいいんだけど。こういう部分って、マンガって誰も分からないなあ。アヤヤがもっとアチョーなキャラになりますように。


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宇都宮 勇

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