誰だ?           板垣巴留『ビースターズ』 - 豚か狼か

誰だ?           板垣巴留『ビースターズ』

週刊少年チャンピオン
10 /10 2017


 謎をウリにする作品というのは多々ありますが、『これって自己満足だよね?』とか『後だしジャンケンする気マンマンだよね?』とか『謎がドラマに結びつかないな』等々感じたら作品としてダメなんじゃないだろうか?


 作者はその作品世界の神……という感覚で描かれる方も居るとは思いますが、自分は『そうなんかな?』と思います。


 なんつーか、マンガは読者を楽しませる娯楽……それ以上以下でなく、道具にしていいもんじゃないと思っているんですよね。




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 なんだかんだ『ビースターズ』という作品は『読者を楽しませる』というのを意識しているのが感じられますね~。作品の方向性からすると、鼻持ちならない俺スゲー感のマンガになってもおかしく無いし、世の中そういう気取った作品はいくらでもある。でも『ビースターズ』はどういう訳か高密度でユーモアを入れたがる。まるでユーモアノルマを達成しないと死ぬぐらいの勢いで入っている。


 やっぱり、読者に読んでもらいたい…という心構えが備わっているのが、この作品をここまで押し上げているように感じます。ここら辺、新人マンガ家さんほどハマりやすい罠なんですけどね。


 また、今回のラストシーンですが『ちょこっとだけ謎を開放』してきたのは面白い。今までは『誰だか分からない』というトコロから『レゴシがフツーに接している近しいアニマル』というのに絞られた。大穴はビルだな。






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宇都宮 勇

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