譲る勇気         水森崇史『マウンドの太陽』   - 豚か狼か
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譲る勇気         水森崇史『マウンドの太陽』  

週刊少年チャンピオン
07 /28 2018


 レース場のサーキットは『同じトコロをグルグル周っているだけで何が楽しいのか分からない』とよく揶揄されますが、『同じトコロをグルグル周っているが故の不確定要素』が発生するから面白いのです。


 これはラジコンにもあてはまっていて『このペースだと、あと〇〇周したらあそこのコーナーで〇〇と絡むな~』みたいに推測して『なら、それまでに完了しなきゃならないミッションが出てくるな』という感じになるのである。


 
 なので、一見ケツを走っている周回遅れもレースに絡んでいたりする。ただし優勝争いに見込みの無いマシンは『妨害してはならない』という『譲る勇気』が求められるのよ……。



 譲る勇気…というのはあらゆるスポーツで必要だと思ってます。





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 これが面白いから仕方ないのだが『マウンドの太陽』のドラマは『イズミン先輩の成長』というのが丁寧に描かれてきた。ひょっとしたら『主人公が入ったチームはメンバーが足りないぐらいに弱体化していた』という舞台設定の為のイズミンだったのかもしれない。主人公が入ったチームがメチャ強いんじゃ『どうやって勝つ?』という一番楽しい部分が削がれるからね。



 が、描いていくうちにイズミンのドラマとなり、チームが一丸となっていく展開は熱かった。またイズミンは先輩という位置付けなので『魅力』や『共感』も要求される。ここら辺もクリアできたように感じます。



 そして、今回の試合で最後に描かれたのは『譲る勇気』でした。ここでクソ粘りしたら身もフタも無い。が、現実世界だと『クソ粘りしてあとは知らんぷり』というのも多いだけに、これは良い着地に思えます。



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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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