弱さも描く。それ以上に。            板垣巴留『ビースターズ』                  - 豚か狼か
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弱さも描く。それ以上に。            板垣巴留『ビースターズ』                 

週刊少年チャンピオン
08 /28 2018


 俺の大好きな作品として『修羅の門』が挙がるが、この作品は『主人公が絶対に負けない』というコトになっている。



 まず主人公・九十九の使う古武術は二千年の歴史の中で一度も負けたコトが無い(一度だけ先祖がこれは引き分けだな…と判断した戦いがある)。そして、九十九は『負ける時は死ぬ時だ』と思っているから。



 が、『俺つえー』の無双作品でも無い。むしろ九十九自身の強さが内包している弱さを魅力的に引き立てている。自分はマンガの役割って『強さ以上に弱さを描くコト』と思っているトコロもある。だからこの作品が好きなんです。




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 そして『ビースターズ』……特にルイ先輩が好きなのは『弱い』からなんですよね。



 弱いってのは現実世界では『悪』なんです。悪いコトにされちゃうんです。弱いのは努力が足りないとか、世間は弱肉強食とかの言葉に押し切られちゃうんです。だって、それが『弱い』ってコトなんだから。



 だけど、この『弱い』っていいな~って思う時もあるんですよ。



 それは『強い』だけじゃ問題解決できないって局面が人の世には多々あって、そんな時に『弱さ』ってのが役に立つ時があるんですよね。そんなに毛嫌いするもんじゃないし、弱いを排除しようとするのは浅はかだと信じたいんですよ。



 重ねて、マンガってのは強い以上に弱さを描くって重要だと思ってます。



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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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