会社組織の側面           平川哲弘『ヒマワリ』 - 豚か狼か
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会社組織の側面           平川哲弘『ヒマワリ』

平川哲弘『ヒマワリ』
08 /28 2018



 技法…というかトレンドなんですが、ここ最近変化の兆しを感じているのが内部組織の描き方だ。



 主人公がその組織に属しているが内部の足の引っ張り合いからだんだんと上に立っていき、ライバル組織との戦い……という図式に変化が現われた。内部組織は意外にマトモどころか有能で、それと共にライバル組織に立ち向かっていく…という感じに。ここら辺でパッと思い浮かぶのが『シン・ゴジラ』かな(あれが立ち向かうのはゴジラだけど)。



 『失われた20年』と言われるように内部の無能っぷりに辟易しているんですよ、皆は(暴言)。いや、あんまり年上・先輩を軽視したり排他的に見るのはいかがなものかと思いますが、そのぐらいの酷さを皆感じているんじゃないでしょうか?ほら、オリンピックの準備なんかなんでこんなにアタマ悪いんだ?としか感じ無い。利権が絡まなくて常識的に物事考えられる人ならば『とにかくやめさせろ』以外の感情しか出ないでしょうに。



 現実があんまりにも酷い。マンガを超えるぐらいに組織がグデグデの時代だから、今度はマンガの方がマトモになっているという逆転現象になってます。一時期エロゲーヒロインはDQNキラキラネームが流行りましたが、現実がアレなのでまともな名前のヒロインが増えてきた…という逆転現象です(マンガ学説)




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 さて、今週の『ヒマワリ』なんですが、ライバル組織のやり方を『汚い』と思いますか?



 いや、これが学生さんとかならいいんですが、それなりに社会経験積んだ人は『強者が弱者の突出を防ぐ戦術』みたいに感じるでしょう。これは『強者の立場じゃないとできない』というのもあるし、戦術の正否の話でなくて『そういうものだね』という話なんです。



 なので、ワイドシャロウ社長・広瀬は一度は激怒してリモコン叩きつけようとしましたが、ハッと我に返って『やるべきことはそれじゃない』と自身をクールダウンさせてます。



 うーむ。すごい。



 何回も書いてますが『ヒマワリ』が始まった当初はバイオレンス・ショウUPでそれこそ内部でミミッチイ足の引っ張り合いというのを予想していた(そして、それも面白いのが平川先生)のだけど、組織のマンガとして真っ当で面白い。非常に賢いマンガです。



 そして、衝撃の展開でラストに繋がってますが『どう転んでも面白くなることが約束されている!!』という手応えがビンビンしているな~。



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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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