ヒロイン大戦略          安部真弘『あつまれ!ふしぎ研究部』 - 豚か狼か
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ヒロイン大戦略          安部真弘『あつまれ!ふしぎ研究部』

週刊少年チャンピオン
08 /30 2018



 昔のマンガって今ほどヒロイン指数高めじゃなかったのよね…。なので書店のマンガコーナーはむさ苦しい野郎が表紙であるコトが多数でした。



 が、今世紀初頭からヒロインを前面に出したマンガが対等してきて、その波に『乗っちゃった作品』も結構あったんですよね。そういう作品は結構売れました。


 当然今は『ただヒロイン出していれば売れる』なんて時代ではなく、イロイロと工夫が必要になってきた。一時期変な語尾を連呼するヒロインなんかが流行りましたが、今考えると悪夢だよな……。アクセント程度でいいのに、それに命賭けている感がたいそうヤバかった。



 ただ、それでも『ノウハウは共有財産として蓄積さてますよ』というのは感じますね~。




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 …と言うことで新ヒロイン・田中さん登場!!



 まあ、厳密に言うと以前にちょこっとだけ前フリで出てきたのですが、これは『撒き餌』的なテクニックと言えましょう。初めて読む方・ライトな読者にとっては『特に問題無い』という反面、熱心な読者には『俺覚えているもんね~』という優越感を与える。もちろんこれは『良い意味』だ。マンガは読者に気分良くなってもらう為のサービス業でもあるのだから。



 そして、ここから『作品にこれまでなかったタイプ』として大々的にアッピールしておく。ここら辺は安部先生の配分の巧さが光る。
手当たり次第にヒロインを投入して自爆なんてこたぁ無い。連載二年目突入というタイミングで作品にフレッシュ感を与え、しかしヒロイン三人組は脅かさない…という立ち位置に留める。



 今後の指し手としては今回ちょっこっと示唆された『意外に真面目?』というギャップを味にしてくるか、それとも『カラッとした明るさ』を前面に出すかイロイロと場面を楽しくしてくれそうだ。



 マンガに於ける巧さ、って気付きにくかったり地味だったりするんですよね。



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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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