語らない           平川哲弘『ヒマワリ』 - 豚か狼か
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語らない           平川哲弘『ヒマワリ』

平川哲弘『ヒマワリ』
09 /03 2018



 マンガってすげーって思っているのは、卑下でも謙遜でもなく『俺みたいなバカでも理解できる』というコトにある。



 例えば成績に結びつく勉強などはイヤイヤやるし、バカには理解できないものとなっている。が、マンガは大多数に理解してもらわないと『売れない』ってコトになるので、理解させなくてはならない。そう、俺のようなポンチ野郎に。マンガのそういうトコロ好きだし、だからこそ『低俗な大衆娯楽』でいいとも思ってます。



 なので『語らないで伝わる』というタイプのマンガは好みです。俺に至ってはバカ特有の図々しい要求というのがあって『説明セリフが嫌い』というのがある。ここ一番のドラマを語らないで伝えるってのが好きである。




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 そう、こんな感じの!!



 ここ最近の『ヒマワリ』はキレッキレッである。語らないで伝える巧さが光る。そして、この場面は語らないからこそ染み入るというものだ。



 この潮屋という男、初登場時は実にイヤミったらしい印象であった。このままルミエールがうまくいった場合、平川先生のマンガらしく『俺は前から櫻田のことが大ッ嫌いだったんだよ~』とミミッチイ嫌がらせをするものかと思ってましたが、実はかなり仕事熱心であり、手塩にかけたフウライを……おそらく息子のように感じていたのではないか?今回の件で最もダメージがあったのは彼に間違いない。



 が、その気持ちをこのコマに集約している。おおっ、俺のようなバカでも解かるぞ!!やはりマンガは最高でしかない!!



 そもそもに平川先生は『同時にAとBの情報を提示する』というマンガテクニックに長けているところがあり、それが読みやすさに繋がっている。今回であると『フウライがルミエールの欠点を指摘する』というシーンが印象深いんですが、このシーンでイロイロなコトを同時進行させてますよね。まだ不明な点が多い海老澤に対して『読者にクエスチョンを植え付ける』というのを何気にやっているんですよ。



 作品も結構好調のようだし、なんかメディア展開でもしないもんかな~。


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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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