許しの言葉           板垣巴留『ビースターズ』 - 豚か狼か
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許しの言葉           板垣巴留『ビースターズ』

週刊少年チャンピオン
09 /11 2018



 許す



 これがすごい難しくて尊いものだな…って感じるようになってきた。なんつーか、世の中『許せないこと』ばかりなんで。悪意に満ちてますよね、残念ながら。



 だけど、それを『許す』ってとても偉大なんです。許さないってのは未来への断絶だから。その許したことによりさらに悪い展開になるかもしれない…だけど、許すことによって未来は繋がることでもあるんですよね。




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 ルイ先輩、つい許しの言葉をかけてしまう。



 自分の見解だと『結局、種族の違いは分かり合えない』という断絶だし、事実レゴシは食肉をしてリズと対等に戦えたという事実はあるんです。食わなきゃ解決には繋がらなかったって。



 そういう断絶の中には綺麗事というのは一切通用しないんですが、最後の最後でルイ先輩は許しの言葉をかけてしまう…というのが良い。多分、これは『希望』なんですよね。希望があるから生きていけるんです。これもまた現実であって、許すというのは難しいコトですが、確かにそれが存在したから今まで人類は滅びずに生きてこれた…という気もするのです。



 さて、物語の冒頭で提示された食殺事件もひと段落つきましたが、ここから物語はどう転がっていくのか?まとまっていく可能性もあるんですが、自分としては『無理な引き伸ばしだけはかんべんな』というスタンスですね。ジックリと構想期間設けて、また二年ぐらいの物語でジックリと味わいたいんですよね。板垣巴留先生の作品は。



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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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