800回            星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』 - 豚か狼か
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800回            星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』

週刊漫画TIMES
11 /27 2018


 2002年のラジコン世界戦における優勝マシンは『タミヤTRF414M』であった。


 そもそもタミヤというのは模型・ラジコンで有名なメーカーであったが、ラジコンにおいて『競技志向のマシンは作らない』という傾向にあった。おそらくマニアックにカリカリするのを避けたかったからだろう。しかし、全体的な要望があったのかTRF(タミヤ・レーシング・ファクトリー)が発足。人気カテゴリーである1/10ツーリングカー・TRF414Xを開発し、それを進化させたのがTRF414Mである。


 ところがこのTRF414Mは設計が古かった。時代はアソシエイテッドのTC3を筆頭とした『シャフト駆動による鋭い加速を武器にしたマシン』が主流になっており、414Mの『オーソドックスな2ベルトスタイルは時代遅れ』と見られていた。


 
 が、実はこの414Mはセッティング幅が異常に広いという長所があったのを多くのラジコンファンは軽視していたのだ。コースや条件が特殊で各選手が苦戦する中、『まずやらない・まずできない』というセッティングを可能にした414Mが勝利を掴んだ。ちなみに記念キットも発売されたが『セッティングもその時のまのなので説明書どおりに組むと走らない』というハラショーなものであった。




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 このブログで度々書いている『解体屋ゲン』がいよいよ800回に突入!!


 しかも今回は異世界編というトチ狂ったアニバーサリーだ。いくらオタク界隈が『なろう系で無双』が流行っているとはいえ、このマンガでそれをやるとか……。


 かと思えば、身近な社会問題をいち早くテーマにしてみたり、最新鋭の技術情報、時にはこれが萌えか…という名言を残した『秘密の花園』などもある。この作品は多岐に渡る展開が『できる』のである。ラジコンでいうならば『異常にセッティング幅が広い』という感じで。



 マンガ評論は俺のような個人でも可能な時代でもあるし、まして、そろそろ『スゴい』の時期でもあるんですが、この『セット幅の広さ』に注目されるコトってあんまり無い気がする。だけど、長期連載を可能にするのってこの要素が備わってないと厳しい。



 今回800回を達成した『解体屋ゲン』ですが、この要素がこの作品の最大の強みになっている。ここまであらゆる題材を受け止められる作品はそうそうないだろう。いける。この世のほとんどの作品が到達できない1000話&100巻もかなり現実味を帯びてきた。まだまだこの作品の快進撃は続く!!


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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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