主人公         渡辺潤『デガウザー』 - 豚か狼か
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主人公         渡辺潤『デガウザー』

マンガレビュー
12 /23 2018



 お前はいくつなんだよ!!


 …とツッコミが入りそうであるがフルコンタクト実戦マンガ記事を提唱する俺は『紫電改のタカ』も読んでいる。実にすばらしい作品だ。特に『戦争の悲しさ』というものを描くというのは当時にしても珍しかったのではなかろうか?



 が、当のちばてつや先生は不満であったようだ。主人公が『クソ真面目でよくない』とのコト。終盤で戦争に疑問を持ち、『俺は教職になろう!!』と希望を燃やしたところであのエンドである。が、そこは『生ける伝説』である ちばてつや先生である。ここにマンガの『極意』というのがあるのではなかろうか?



 『マンガの主人公で不良とかイヤなんですよね。まるで不良がイイヤツみたいに持ち上げているし』



 …みたいな意見を聞いたコトもあるだろう。答えは簡単だ。『その方が面白いから』である。これ以外に無い。実際、リアル不良なんてクズに決まってんじゃん。そりゃまあ、中には良いヤツも居るかもですが、比率からいったら『普通人からのフツーに良いヤツ』のが多いし。




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 『デガウザー』の第一話を『完璧だな』と感じたのは『主人公の魅せ方』にそれを感じた。



 マンガはキャラクターだ!!


 …というのはマンガ入門書に必ず書かれているようなコトではありますが、『肩入れしたいな』『コイツを見続けたいな』という気持ちを読者に持ってもらわないとダメだ。まずコレから。読者に主人公を気に入ってもらわないとどんなにストーリーが巧みであっても『ほとんどの方は読みたくない』のである。



 正論しか言わないヤツはどうだ?俺はツマンネーヤツとしか思わない。『ドラえもん』ののび太なんか最強の主人公だよね!!あれは肩入れしたくなる。そして時々『とても輝く』のが良い。道具を使えば勝てるのに、アイツはたまに放棄してわざと負けを受け入れるんですよね。



 この『デガウザー』の主人公は見た目が軽薄そうで、競馬にハマって借金まみれになっているトコロもやっぱり軽薄なんですけど、荒事には強い…という頼もしさを第一話で魅せている。で、ここから事件が発生して終わってますが、この作品の引力はすごいものがありますね~。



 さて、この作品ですごいな…と感じるのが『常識の目安』でもある。これに関してはまた近いうちに書きたいな~と考えてます。ここ最近で出会った作品の中ではピカイチですね。

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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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