裏切り!!         平川哲弘『ヒマワリ』 - 豚か狼か
FC2ブログ

裏切り!!         平川哲弘『ヒマワリ』

平川哲弘『ヒマワリ』
01 /04 2019



 俺は前からお前のことが気に入らなかったンだよ~ッ!!




 …というのは前作『クローバー』でお馴染みの『ケンカの動機』であり、裏切った側の言い分である。最初はそのあんまりな動機にポカーンとしたものですが、慣れてくるとだんだんカラダが求めてくるというドクターペッパーのような魅力がありました。



 今作の『ヒマワリ』ではクローバーテイストをできるだけ排し、しかし平川先生のファンには応え、新規読者も楽しめる……という見事な展開を見せてましたが





 2018715.jpg




 やっぱコレっすわ。



 さぞかし『どうしようもない深い理由』があると思わせておいて、ヤツがビックリするぐらい単純に薄情でしたというオチはジワジワくるな~。今回は『やはり平川先生は一味も二味も違う!!』という静かな狂いっぷりが遺憾なく発揮されました。



 そして、蓮のアツくるウザいリアクションも良い。『いいじゃん、そんなの蒸し返すなよ』という大人の対応など微塵も無いってのが良い。これは大真面目に『平川節』だ。



 『クローバー』の初期の頃は編集の強い意向があったのか『友情!!何よりも大切なのは友情!!』と押し付けがましい部分がありましたが、鳴我編を境に『おせっかいに助けるけどそれは俺がしたいからしているだけで、お前が拒んでも俺は助ける』という指針が明確になったんですよね。そして『だけど普段はベタベタしない』という距離感で。


 仲間を描く…というのは少年マンガの要素ですが、それを押し付けない


 ここら辺が『平川節』で、現代の若者の迷いからのアンサーになりえる作品だと感じてます。



スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

メールはコチラまで
BQE01233(あっとまーく)nifty.ne.jp