勝てるなんて思って無い           古谷野孝雄『ANGEL VOICE』 - 豚か狼か
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勝てるなんて思って無い           古谷野孝雄『ANGEL VOICE』

マンガ箴言
04 /07 2020


 冷静に考えてみるとスポーツマンガってのはムチャクチャなのだ。



 多くは『まず、ズブの素人がそのスポーツと出会い』『メキメキと上達し』『勝利する』ってフォーマットなんですが、これが無茶である。やはりライバルは強豪校が良いが、そもそもに彼等はスジが良いトコロに昔っから頑張ってきたトコロにさらに高いレベルでレギュラー争いをしているのである。努力が報われるべき…と考えるならば彼等が報われないとスジが通らない。



 が、これはマンガ上の演出であり『じゃないと面白くならないだろ』という意味なので、そのこと自体は問題ない。ただ、現実に生きる我々が幻想抱いちゃいけないよね…。



 さて、どうするか…?




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 勝てるなんて思ってないよ。




 さて、今回のマンガ箴言は 古谷野孝雄先生の『ANGEL VOICE』です。このマンガ、負ければ廃部のサッカー部に不良を寄せ集めたチームで奮闘する…というものでして、なかなかにオーソドックスなのですが、同時に『ハッとさせられる名言』の宝庫だったりする。


 このシーン、全国二位の八津野との練習試合で10対2と大量リードされている中、キャプテン百瀬が言った言葉である。『全国二位相手に勝てる訳ないじゃん』と。



 これはスポーツマンガの中でも異質も異質であり、なんつーかスポーツマンガ全否定だよな。



 ただ、この言葉は重要な以下に続く



 『サッカー始めて1~2ヶ月のやつが多いのに、そんなに簡単に勝てたらつまんないだろ?今はまだ相手チームから吸収していく段階なんだよ。集中を切らしちゃいけない』



 …ということ。これ、全ての物事に通ずる大事なことですよね~。結果ばかり求める人は結果を得られない。過程を軽視しちゃいけない。その過程もベストを尽くし、いろいろと思考すること。




 『ANGEL VOICE』は実に箴言に満ちた作品でオススメです。全40巻と長めですが、それだけの時間は無駄になりませんよ。



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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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