何を信じて願っているか? 小沢としお『ナンバステイゴールド』
週刊少年チャンピオンここら辺はイロイロ議論されますが『マンガの内容と作者の人格の関係性はあるか?』ということ。自分は『ある』と思ってます。しかし、やはり自分の好きなマンガ家さんなんかが事件を起こしたら『関係ない』って言いたくなる気持ちも分からないでもない。
そして自分の『関係性がある』の意味は『何を信じて願っているか?』であり、自分はそれに賛同するものがあればファンとして接していたい…というスタンスです。

目立たなくとも褒められずとも真面目に生きる人が好きだ。
…小沢先生の作品って『これが一貫している』ということ。以前にも書きましたが、自分の購読開始時と小沢先生のキャリアが近しいので勝手にシンパシーを感じておりますが、根っこはコレだ。
『ナンバシリーズ』はヤンキーと普通の学生の二重生活を描いたものですが、随所に『剛の人生を変えた普通の人』が登場する。ただ、やっぱりヤンキーマンガという部分の要素も欲しいと考えると、この『ナンバシリーズ』はやっぱり小沢先生と抜群の相性がありますね~。
『ナンバ好きなの?ヤンキーになりたいの?』
ツイッターやってて驚いたのであるが、世の中には『字面どおりにしかインプットできないヤツ』というのがそこそこ居る。もちろん大前提として『読者を楽しませる』というのがあって、その設定だ。しかし、本質は『目立たなくとも褒められずとも真面目に生きる人が好きだ』という小沢先生の願いであり、それを信じている作品なのだ。
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