週刊少年チャンピオン - 豚か狼か

菜の花             阿崎桃子『ナナ+イチ』

週刊少年チャンピオン
03 /19 2017


 春の訪れを感じる時期ですが、やはり桜をイメージする方も多いのではないでしょうか?自分の場合だと田舎モンなんで、菜の花であり。菜の花にはとても愛着があります。


 桜吹雪もいいけど、地にしっかり根付いて大きく広がった菜の花畑を見るととても安らぐ。まあ、単純に田舎モンなんだよ俺。だけど、それが好きなんだよね。そういうトコロで生まれ育った訳だし。








 チャンピオン誌に予告が載ってて、そのワンカットに惹かれて読みました『ナナ+イチ』ですが、これはもう単純に俺の好き要素の集合体のような作品です。ラブコメは大好物だし、スタンダード+1(ミツバチネタ)も良い、こういうタッチで描かれた絵柄も大好きだし、菜の花が描かれているのも良い。すげー好き。好きというの大事。マンガにおいて『面白い』より『好き』と感じる作品がやっぱり愛着わくしね。



 しかし、このマンガの第一話の完成度の高さは図抜けている。第一話というのは『スタンダードにしてその作品のウリを魅せる』というコトですが、これは見事にクリアしている。


 かつて育った地に帰ってきた主人公が、幼馴染と再会してからのラブというコトでエロゲーのようなスタートですが、その幼馴染は病弱を克服して養蜂家になっていたというしゅごすぎる展開が待っていた!!しゅごい、しゅごしゅぎる!!これはもう楽しみになるしかない!!



 それにしてもこの作品タイトルは素晴らしい!!


減量      安部真弘『あつまれ!ふしぎ研究部』

週刊少年チャンピオン
03 /19 2017


 『ボクシングマンガの金字塔・あしたのジョー』でライバルの力石という男が減量するシーンがある。このマンガは、ちばてつや先生作画・梶原一騎先生原作なんですが作画のちば先生がライバルなんだから主人公よりガタイ良くして強そうにしないと!!と描いてしまったのだ。ご存知のようにボクシング同階級で戦うわけなんで、力石は過酷な減量をするコトになる。



 減量はもうやめだ~!!水はどこだ!!みず~!!



 あの雄雄しくてカッコ良かった力石が違わぬ狂人になっている!!原作もすごかったけど、アニメはさらにすごかった。今じゃ絶対に放映できない。トラウマになったガキも多かっただろう。


 それ以降の俺は『減量』という言葉を聞くとあの恐怖を思い出す。みずはどこだ~!!




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 貴様らは減量など必要ない!!


 …と今週の『フシケン』読んで思いました。ええ、別にオッパイの大きさなど割とどうでも良い(これはマジで)。『艦これ』の高雄が好きなのはおっぱいの大きさは関係無いんですよ。そりゃ、『ぜってーこの女は誘ってんだろ』という格好しているからエロ同人誌枠で大人気の高雄(そして妹の愛宕)ですが、ボクには関係ないのです。



 何が言いたいかと言えば、鈴は貧乳を気にしなくても良いというコトです。みんな違ってみんな良い。ノー減量。



ヤンチャしてたんですよ…           盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』

週刊少年チャンピオン
03 /18 2017


 まず、DQNの『ヤンチャしてました自慢』というのはなぜあるのか?俺は恥ずかしいコトは極力話したくない。例えば『好きなセーラー戦士は誰ですか?俺はなんと言ってもセーラーマーズなんスよ!!』とかフツーの日常で言えない。言える訳が無い。DQNのそれはそういう領域だと思うのだが、なせ彼等は嬉々として喋るのか?



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 このマンガではサテツが好きなキャラなんですが、コイツはかなり真っ当な感覚をしている。そうだよな、そうだよな~普通は『そういう過去』だよな~。


 こんな彼がどうして今のような謙虚かつ優しいヤツになったのか楽しみですね~。もともとそういう資質のような気もしますが。


サクセスその後          小沢としお『Gメン』

週刊少年チャンピオン
03 /17 2017



 成功というのは何も全面的に肯定されるものでもない


 と言うのも、変な自信つけたり、その成功に固執してしまう…というのもあるからだ。たまにいるでしょ、ガキの頃の成功を得意げに話すオッサンとか。ああいうのウザいだけだし。まあ、俺もオッサンなんで自戒は必要だけど。




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 キモ田、ウザっ!!


 …そして、この得意気がすさまじい!!マズいマズいぞ!!たまたまの結果に得意になってしまう器の小ささを露呈してしまった!!


 そう、器である!!器が大きければ収納できるが、あまりにも小さい為にこぼれまくってます!!これはマズい!!


 分析するとキモ田はこれから『モテない可能性のが高い』から、このサクセスが今後の失敗のもとになるような気がしなくもない。見える見えるぞ!!オッサンになったキモ田が過去の成功および性交で悪循環にハマる姿が!!


 もしを言えば、こういう成功なかった方が今後まともにモテるような気がせんでもない。


友達      西修『魔入りました!入間くん』       

週刊少年チャンピオン
03 /16 2017


 『放っておくと発生する勘違い』というのがあって、それは自分で監視して芽を摘まなきゃならないと思うのですが、その中で『友達の数に比例して安心感が増す』というのはあるだろう。


 いやいや、そんなコトは無い……とは思うのだけど、コレは知らないうちに自分を蝕んでいたりする。


 無理して人と繋がろうとするとロクなコトが無いんじゃないでしょうか。『ぼっち』なんて言葉もありますが、それが良い人も居るし、だから悪いなんてコトは無い。



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 さて、今回はヒロイン登場回の『入間くん』ですが、同時にこのマンガの方向性も感じられるエピソードに仕上がってます。『優しいだけがとりえの男』が魔界に行くという意味が。



 普段あっけらかんとして元気が有り余っている少女の抱える寂しさ



 …というのを入間くんはなんとか出来るというコト。人には適材適所があるというコト。無理して他人に合わせるコトは無いというコト。だけど、その無理をしてしまう弱さも持ち合わせているといコト。



 このマンガ、こういうハートフル路線のエピソードもちょこちょこ交えると面白くなりそうです。

安倍チャン   板垣恵介『武蔵道』

週刊少年チャンピオン
03 /16 2017


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 チャンピオンの作品内容は現実とリンクしていることがままありますが、今回の安倍チャンもタイムリーだな…。


 板垣先生は現実世界の人物をたやすくマンガに落とし込む作風ですが、今回のタイムリーさったら無い。『こんなコトしている場合じゃねーよ』という偶発のニヤニヤ楽しめるなあ。


魅せ方          掛丸翔『少年ラケット』

週刊少年チャンピオン
03 /13 2017


 その昔、『ゲームセンターあらし』というマンガがありました。


 まあ、ライバルとハイスコア勝負するマンガなんですが、普通に考えてみて観戦して面白いものでは無いだろう。工夫が必要になってくる。なので、大きな会場と大きなスクリーンでイベント的にバトルを魅せていた。現代ではゲーム大会が行われて、そのようにイベントが進行されりしてますよね。40年前のマンガですでにコレが描かれていたのよ。すがやみつる先生の先見性は異常だ。


 だけど、マンガだから『それだけじゃ足りない』し、これを対象としたのが『小学生』というのもある。このマンガの魅力は『派手な必殺技』にある!!最初はフツーに宙返りしていましたが(これでもヤバいか…)、一秒間に200万回動かして手を燃やすという炎のコマが出てきてからヤバさが加速した!!高速回転して、周りに真空竜巻を作り出す『真空ハリケーン撃ち』とか、空気中のチリを集めてレンズを作り照射する『レインボーバズーカ』とか、大宇宙のエネルギーを凝縮して発射する『超新星(スーパーノヴァ)』とか(この技は高確率で死ぬ)もう狂っているし、俺が必殺技好きなのは確実にこのマンガのせいだ!!


 マンガ映えスル絵作りは必要だ。



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 そして、俺が中学生の頃は『ネクラ部』なんて言われていたのが卓球だ。パッと見は狭いトコロで小さな球打ってラリーしているのは地味だ。テニスの簡易版の印象があったのかもしんない。


 スポーツマンガのここら辺は本当に難しい。いくら魅力的な競技でも『マンガ映えしない』というのがついてまわる競技もある。競歩とか最難関ではなかろうか?さりとて、異次元な展開にしたら全く別のマンガになってしまう…。いや、『テニスの王子様』はそれで成功したような気もしますが。



 『少年ラケット』は思いきった絵づくりをするのが面白い。今週は特にそれが炸裂している。だからと言って球が分身するとか絶対無いのが抜群の安定度です。


 …それにしてもこのマンガの単行本のオビはなんだかメジャー選手ばかり寄贈しているような。ここ最近は卓球に盛り上がりを見せているし、卓球マンガはそういう盛り上げに意欲的な気がします。



あと三話か?         古川一・白土悠介『虚ろう君と』

週刊少年チャンピオン
03 /12 2017

 フルコンタクト実戦マンガ記事を提唱する自分としては『読んでもいないのにツマラナイと言うな』という考え方を否定する。実戦というのは『戦う前から勝負は始まっている』というコトなのだから。


 このブログ記事だって同様だ。数行読んで『ツマラナイ』と読まれないのも俺の至らなさでしか無いのよ。俺自身も『う~ん。読む気失せるな』と読まないマンガもマンガ記事もある訳だから当然だ。



 しかし、マンガというのは『一巻で次の巻を購読したくなる』という状態を作らねばならぬ。これには全てのマンガ家さんが苦心しているはずだろう。良くブログに取り上げる村田真哉先生の『アラクニド』ですが、あれは一巻のまとまりが素晴らしく良かった。



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 『虚ろう君と』はあと三話で単行本分か?


 だとすると、虚人との戦いからの勝利を描いて、そこから物語の拡がりを示すようなものが描かれる訳ですが、さてさてどうなるか?


 いや、しかし、このマンガは面白いな~。もちろん手放しで誉められる段階では無い。この手のマンガはアンサーがガッカリだったらたちまち興味を失うものだから。謎…というのは読者を惹きつけるものですが、期待値が高まればそれだけのものを要求されるのだ。だから、数々のマンガは『できるだけ先延ばしして、いよいよになったらガッカリアンサー』というのが後を絶たない。これを読まれている方もそういう経験があるかもしんない。

 ただ、回を追うごとに主人公・知理とさなかが頼もしくなっているのも事実でキャラに愛着も深まってきた。ここからのさらなる加速に期待してます。これ、ひょっとすると、かなりの名作になるんじゃないかな?



 あと、どうでもいいコトですが知理がガクランなのが結構嬉しい。やはり男子学生の戦闘服はガクランでなくては!!まして、チャンピオンの異能バトルには『バビル2世』という歴史的名作があるしね。



 

次回作への期待           渡辺義彦『ブラザーホリックJK』

週刊少年チャンピオン
03 /12 2017

 俺は格闘マンガが描きたい!!だからこればっかり研究しているし、実際に格闘技も習っている!!


 …としているマンガ家さんがいたとしても『だからと言ってそれに適性があるとは限らない』というのもマンガのま面白恐ろしいトコロであったりします。


 こればっかっりは、書いている本人も敏腕編集さんも、まして読者も『分からない』のがマンガの適性だ。



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 さて、今回『ブラザーホリックJK』の読み切りで帰ってきた渡辺義彦先生ですが、この人の描く女性キャラは『実にマンガ映えする』のよ~。ここで誤解いただきたくないのは『萌え系』とちょこっと違うという意味で。


 今のチャンピオン誌だと『ラブコメ成分』が不足しているような気がするので、ここら辺を渡辺義彦先生にお願いしてみてはいかがだろうか?


 ただ、これが重要なんですが『モテモテハーレムにしてはいけない』というコト。これは渡辺先生に向いてないような気がする。そして、そろそろ『モテモテハーレム』は普通にマンガ読む層からもオタク層からも『ちょっと古いな』と感じてきているであろうこと。ええ、手厳しく言えば『飽きた』というヤツです。



 当ブログで注目しているのが『寄宿学校のジュリエット』ですが、この作品は主人公が『バカで熱い』トコロが魅力的に描かれている。そして、事実『売れている』というコト。そう遠く無い未来にアニメ化もするし、ラブコメのトレンドも原点回帰になりそうな予感だ。


 渡辺先生だと、どちらかと言えばアウトローとか劣等生とかお調子者とかの少年たちを交えた熱いラブコメに適性あると思います。これは本当にやってみなきゃ分からないんだけど、やっぱり読みたいな~。まあ、それが小池一夫先生の『青春チンポジュウム』ほどアレになっても困るンだけど。





真面目に真剣に向き合ってます            板垣巴留『ビースターズ』

週刊少年チャンピオン
03 /11 2017


 真面目系クズなんて言葉があって、あんまり感心しませんが的は射てる気はする。


 なんだ、つまり『それは真面目じゃないよ』という意味で。言い換えれば『表面上の取り繕い』で『真面目さ』とか『真剣さ』を判断するのはいかがなものかと思うのです。そして、その人が真面目かどうかは本人が決めるんじゃなくて、他人が決めるものなんですよね。


 なんで、上の人が『アイツは真面目だ!!』と評価しているのが自分と違っていたら『マジか?』と思う。そして『やめてくれ…』と続く。





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 今週の『ビースターズ』は良いアンサーを出してくれた。俺にとっての『真面目に真剣に向き合っている』というのはこういうコトを指してます。


 しかし、このパンダ先生は一般的にどうなんだろ?


 やっぱ、真面目に見えないかな?言葉遣いとた態度が乱暴だからね。だけど、それは表面上の話だと思ってます。やっぱり自分の中での『真面目に真剣に向き合っている』というのを具現化したようなキャラに感じます。そしてプラスして『強い信念の持ち主』とも。



 まあ、こういう人は出世とか全く期待できないんだけどね。



生き方とそういうのの評価はイコールじゃないんだけどね。