週刊少年チャンピオン - 豚か狼か

対策と地道特訓            掛丸翔『少年ラケット』

週刊少年チャンピオン
08 /07 2017


 土台というものがある。


 自分にとってそれが強い土台となっているのは望月三起也先生の『ワイルド7』のような気がする。主人公・飛葉は常に『これは無理だろ…』と思っちゃうピンチも『アイディアで切り抜ける』というのがあって、そこにシビれて憧れるのである。


 なので『安易な覚醒』というのが『ずるい』とか思っちゃうし、場合によっては『逃げやがったな…』と感じる。他の人はどうだから知らないけど『逃げやがった…』という印象はマンガにとってマイナスではあるよね…。ちなみに『超サイヤ人』はリアルタイムで読んでましたが、『マンガの歴史的瞬間を見てしまった…!!』ととても興奮したのを覚えている。とても興奮したので、今のアニメのドラゴンボールは観れないでいる。



 2017886.jpg



 『少年ラケット』はそこら辺が巧みな作品でいてくれるのが嬉しい。


 その覚醒した武器である左手も『まだまだ万能ではない』と提示してからの『アイディア』と『地道な特訓』という切り口でのアンサーだ。



 どーでもいいんですが、今回のアレで忌まわしき納豆ダイエットを思い出したのは俺だけではあるまい。





ゴゴゴゴゴゴゴ……          浦田カズヒロ『JINBA』

週刊少年チャンピオン
08 /07 2017



 2017880.jpg



 なんか荒木飛呂彦先生入っている!?



 …と思ってしまったのが、今週の『JINBA』だ。コイツの圧勝の秘密はザ・ワールドのスタンド攻撃なんじゃなかろーか?



 この展開は意外であった。構図としては更なる強い敵がジンバ&サラに立ち塞がる…というのは王道ですが、本命ライバルと思われたテンプリンス&桃馬がメッタクソの二連敗というコトで、そっちの再起の方が気になります。浦田先生自身が『回を重ねるごとに面白くなる』とツイッター上でおっしゃってましたが、この展開は楽しみだ。


 あと、乗っている騎手の『髪が長い』んですが、これはサラのライバルとなる女性騎手なのだろうか?ますます目が離せない。

過大評価            木佐貫卓『クラスメイツ』

週刊少年チャンピオン
08 /06 2017

 恥ずかしながら…の話ですが、男はいつでも自身に対して


 過大評価


 …しております。ええ、これはおそらく間違いなく。もちろん俺も。一見、そうは見えない謙虚な人であっても過大評価しております。そう見えないのならば『擬態が巧い』と感じます。



 2017883.jpg



 帰ってきた 木佐貫卓先生の『クラスメイツ』はそんな男のダメっぷりを赤裸々に描いております。読んで手モジモジする気恥ずかしさがあるのは『つまりはそういうコト』であり、まあ年頃の男子などそんなものです。みっともないぐらいに核心を突いてます。


 ただ、同時に『それが読んでて楽しい』というのもあるのは、主人公が素直すぎて心地良い…というのがあります。



 それにしても、今作もメガネ主人公か……。これはひょっとすると続く?



 

恐れる        西修『魔入りました!入間くん』

週刊少年チャンピオン
08 /06 2017


 オートバイという乗り物に乗ってから四半世紀が過ぎ、『今も乗れている』というコトに改めて感謝せねばならないだろう。


 バイクの楽しみ方はそれぞれだと思いますが、自分にとって大事にしたいのは『肉体的に許す限り、ずっと乗り続けられるコト』なんです。バイクはとても楽しい乗り物ですが、同時に高い自制心も必要かと思います。チョットだけアクセルを回すだけでカッ飛んでしまう。そのスピードをこれ見よがしにして見栄を張りたくなる気持ちも分からないでもないですが、だとしても『臆病者』と言われてもビビってアクセルを制御下に置く自制心が何より大事だと考えてます。



 2017879.jpg



 『恐れる』コトの重要性を理解する…というのが今回の『入間くん』でしたが、自分にとってのそれはバイクですね~。


 ここで『なぜ恐れる?』というコトに対して、『周囲も傷つけるから』というのがあって、これはとても納得します。バイクでの事故で『もし、周囲を巻き込んだら…』という恐怖心を持っているコトは大事だ。時して自分がどんなに最善を尽くしても、その可能性はある。これはバイクに限らず『生きるコト全て』に対してだ。


 最善を尽くす以外に無い、そして『そのもしもを恐れろ』というコト。


 これからも自分は『恐れながらバイクを楽しみたい』と思います。何事もそれぐらいが丁度良いのだと感じます。


自覚なき感謝            白土悠介・古川一『虚ろう君と』

週刊少年チャンピオン
08 /05 2017


 
 どんな人間であっても『影響』というのは免れない。


 それは誰もが『知っている』ことですが、マンガの展開では王道とも言えます。


 あんなに悪かったアイツが仲間になって、次第によくなっていく『過程を楽しむ』というのがマンガならではでしょう。



 2017885.jpg



 さて、今回は『比嘉くんが人間味を見せる』という回でした。


 天才が故に、周囲とのレベル差で友達が居なかった彼ですが、そのコトについて彼は『何も思って無い』というのがある。友達がいないのを『恥ずかしい』とか『人間として劣っている』とか感じるコトもなく、だからと言って『アイツ等は俺のレベルに達してない』という考え方も無い。ただ、それが自然体……というだけであった。


 付け加えると、天才であり、興味のあるものに執着する……というコトでは『変わった人間』と分類される。だけど、それでも人間なんですよね。今回の彼はそれに対して無自覚であったと思いますが、心のどこかで知理に感謝があったと思います。



 …しかし、展開があまりにも急なんで、さすがに免れないか~。良い作品なんだけどね。


タイトルにもなってますが         板垣恵介『刃牙道』

週刊少年チャンピオン
08 /05 2017

 最近はめっきり少なくなりましたが、活躍時の主人公の名前(あるいはニックネーム)がタイトルは大事だぜ~。ウルトラマンとかセーラームーンもハヤタ隊員とか月野うさぎじゃバッドだからな。


 なので『グラップラー刃牙』から始まったのは正しい。これが『範馬刃牙』から始まったら『?』となるであろう。が、このシーリズは回を重ねるゴトに



 2017875.jpg


 主人公が出なくなるという印象が。



 今回久々に出ましたが、これは一年以上経っているよね……。アレだ。昔、『カムイ伝』を読んだ人の感想を聞いたが『途中から一向一揆の話になってカムイが全く出ない』というやつだな。それが50巻も続いて打ち切りだったのは驚きであるが、あとがきに100巻まで続けたかったとかアチョーとしか思えない。



 そんなコトより(バキの出番はそんなコト程度という気が…)、ワイルドターキーという実在の酒を出すのはいいですね~。俺が社長だったら板垣先生の仕事場に感謝で送りつけちゃう。マンガの宣伝効果って、侮れないトコロはあります。一時期、やたらハチロクが走っていた時期もあったし。こういう相互関係って、これからのマンガの生き残る道でもあると思います。現に『弱虫ペダル』がかなりソレが進行中で秋田書店の戦略として応援したいです。


 



  

良い人間           小沢としお『Gメン』

週刊少年チャンピオン
08 /05 2017


 世の中、善人というのは思ったより多くいるな~と感じるようになったのは、30過ぎてからだ。


 悪いヤツは目立つ

 良いヤツは目立たない


 …と考えると腑に落ちる。ホント、意外に世の中は善人が多く、だからこそ今まで人は滅びずに済んでいるとしか思えない。目立っている悪人はそういう人に感謝しろよな…と言いたくなる。



 2017884.jpg


 小沢先生の作品もまた、善人が目立たないように描かれている。『ナンバ』で不良に明け暮れていた主人公が疑問を感じ、立ち直ろうとしたのを手助けしたのは担任教師であった。彼は主人公の為に『教師という立場ではやってはいけないコト』をさせた。だけど、教師だからこそしたのだ。俺はその行動にまばゆいばかりの正しさを感じた。


 そんな彼は目立たず描かれていたが、そういう善人は『目立たないけど必ずいる』んです。


 今回、この場を収めたのは『名もなきダサダサなオッサン』というのも事実なのです。善人は案外いるんですよね。



メガネっコ          安部真弘『あつまれ!ふしぎ研究部』

週刊少年チャンピオン
08 /04 2017


 俺、チョー目が悪いんですけど、マンガで『これはちょっとどうにかならんか?』というのがある。


 メガネキャラがメガネを外しても普通に行動できる……というヤツだ。ヘタするとスポーツマンガでメガネとって格闘戦とかやってて『あれは何だろう…?』と感じてしまう。


 それはともかくとしてメガネっコがメガネを外すのは『なってない』と言われても仕方ないと思うンすよ。




 2017878.jpg



 合格!!



 高浜麗子は見事にメガネっコとして合格しました。先にこういうコト書きましたが、さすがに入浴中・就寝中とかは『おかしい』となるので外すのは当然ですが、今回のケースであると微妙だ。どっちに転んでも自然である。



 だからこそメガネっコとしての最大の試験であり、結果がクッキリとしてリトマス試験紙でもある。


 重ねて言おう、高浜麗子はメガネっコとして合格なのである。


人形シリーズ!!           浜岡賢次『毎度!浦安鉄筋家族』

週刊少年チャンピオン
08 /04 2017



 人形…というのは人間側が『勝手に感情を抱いて込める』というのがある。


 霊的な現象など一切存在しない…と前提すれば、これは奇妙なものである。勇チャンも好きなキャラフィギュアは持っているし、置いているだけで豊かな気分になれるものです。


 そして『勝手に勘違いしていく』というのも人形で、古今東西人形がらみの怪奇話は後を絶たない。あのチンチクリンの人形が『勝手に怖い』のだ。




 2017876.jpg



 『浦安』の青田くんシリーズが結構好きだ。


 この『人が勝手に』をうまくギャグに落とし込んでいる。このシリーズも相当に長いんですが、ずっと読まれている方にはピンとくるだろう。



 『人形側は一切オカルトなコトはしてない』


 …というコト。たまたま偶然そうなっているだけで、オカルト要素は一切無い。なのに『まるで青田くんに意志があるように感じられる』し、小鉄ママも勝手にそう思いこんでいくのである。



 このシリーズはどこで続くかな?



 最近、嘘つきジイちゃんの話が無いのでそろそろ読みたくもある。



話し合いで解決する…という平行線            佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』

週刊少年チャンピオン
08 /03 2017



 たびたび書いてますが、まず『現実世界を暴力で解決するというのは好ましくない』というのが前提ですが、それに付随して『言葉の暴力も同様に等しく好ましくない』とか『暴力反対というならば話し合いをキチンとする態度を示さなきゃならない』とかある。


 そもそも『話し合いを理解できる能力が在るか?』というのもある。


 話し合いで解決する…という考え方に『甘え』や『解決する気がさらさら無い』とか『譲る気か無い』とかそういうのを感じるんですよね。なーんも前進しない。俺は『話し合いで解決できる』という考え方に不信感バリバリである。



 時として『殴ってでも止めろ!!』という善意の推し付けはアリだと思うのです。理解できないものは今すぐ理解なんてできないのだから。




 2017881.jpg



 今回の『鮫島』は『話し合いで理解させるなど無理!!殴ってでも止める!!』という内容ですが、これなんですよね。俺、こういう暴力はアリだと思ってます。これを否定する方の気持ちも分かりますが、それは自惚れが過ぎないかという気がする。人間ってほとんど全員バカなんです。


 これはもう自分も含めて。
ほとんど理解できてないんですよ。『話し合いで解決できる』というのはそれを知らない発言だと思ってます。



 あんまり何でも嫌悪すると人間はますますバカになるな…というのは自戒も込めてで。






宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

メールはコチラまで
BQE01233(あっとまーく)nifty.ne.jp